(株)サンゲツは、日本の伝統技術と美意識を取り入れた商品と世界のトレンドを牽引するグローバルブランドなどを収録する、新作壁紙見本帳「XSELECT（エクセレクト）2021-2024」を、4月22日（木）に発刊する。

　「XSELECT 2021-2024」では、巻頭のメイン企画として先日発表された隈研吾氏×サンゲツのコラボレーション企画「KAGETOHIKARI（カゲトヒカリ）」を収録、隈研吾氏が「カゲ」から見出す美しさをオノマトペで表現した「しゃらしゃら」「もわもわ」「つぶつぶ」という3カテゴリーにて伝統的な日本の美を表現した壁紙を展開する。
　また日本の伝統技術を活かした「SHITSURAHI」を収録、「和紙」「箔」「織」「紙布」「土」「木」の６つのカテゴリーごとに匠の手仕事が奥行きある佇まいを演出する（「iF デザインアワード2021」受賞）。さらに「ブランドセレクション」では新たに「MISSONI HOME」「オートモービル ランボルギーニ」「Eijffinger」の3ブランドが加わり計12ブランド（他にARMANI/CASA、JANNELLI&VOLPI、ARTE、P&W、ELITIS、Prestigious Textiles、ZOFFANY、Sanderson、English Design Agency／全点F☆☆☆☆）をラインナップする。
　収録点数は578点（特殊商品含む）。新商品比率は52％。
　この他、新たな見本帳形態として「XSELECT」では初となる写真カタログを導入、現物のサンプルチップ貼りがなくてもリアルな素材感が伝わる接写写真を掲載するなど使いやすさを追求した。さらにデジタルカタログの拡充を図りテレワークにも対応する。
　写真カタログやデジタルカタログの活用促進により現物サンプルチップ貼り見本帳の発刊冊数を抑えることで環境負荷の低減に取り組み、持続可能な開発目標（SDGs）の達成に貢献する。

(株)サンゲツは、今年6月発刊予定の壁紙見本帳「2021-2023 ファイン」に収録される「抗ウイルス壁紙」を、4月12日（月）に先行発売する。

　新しい生活様式における感染症対策が求められる中、同社では住宅やオフィス、福祉施設など各種施設における内装材について抗ウイルス対策品を展開することで、室内環境の安心・安全を提案してきた。今回、住宅への抗ウイルス壁紙のニーズの高まりを受け、「抗ウイルス壁紙」のラインアップを拡充し、デザインやカラーの幅を広げ施工性も向上させた新柄21点を含む29点（不燃14点・準不燃15点）を先行発売する。
　「抗ウイルス壁紙」のメカニズムは、壁紙の表面にコーティングした抗ウイルス剤が、 ウイルス表層のタンパク質を変性・破壊し、さらに有機成分を分解するというもの。抗菌性にも優れ、細菌の増殖を抑制する。
　なお同社の「抗ウイルス壁紙」は、国土交通省の「グリーン住宅ポイント制度」において発行されたポイントで交換できる、追加工事の対象商品となっている。

抗ウイルスのメカニズム